ご廟所でのお参りを終えた頃、そろそろお腹の虫も鳴き出したので、朝ごはんを食べに門前町へ!
ところが⁉️
飲食のお店がどこも開いていない❗️
そういえば、門前町を歩いているのは私だけ…
閑古鳥が泣きまくっている(T . T)
今朝のお勤めにも10人ほどのお参りでしたし、コロナ禍で参拝者が激減すれば、やっていないのも頷ける。。
というわけで、身延駅方面へ移動してお店を探すも、これまたどこも開いていない。。。好きなお蕎麦屋さんも昼前からしかやっていない…
結局、コンビニで朝ごはんを買って、車内で朝食をとることに…(^◇^;)
食後は再び門前町に戻って、お買い物!お参りしたいお寺さんへ行くのも早すぎるので(まだ午前8時)、先に買い物をしました。。
お店も、これまた開店休業中な感じだったのですが、数珠屋さんや仏具屋さんでは快く受け入れてもらい、久々にお会いする方もあったので、ついつい話に花が咲き、長居。。(三河屋数珠店さん、松司軒仏具店さん、ありがとうございました🙏)
そして、買い物も落ち着いたので、お参りしたいお寺へ!
そこは、久遠寺から少し離れたところにある妙石坊というお寺。
大変由緒あるお寺で、日蓮大聖人もお住まいになられたところで、さらに有名なことは『高座石』と言われる大きな石(岩に近い)があることです。
こちらで、日蓮大聖人が檀越(檀信徒)にお説法をされていたことから、法話や落語でも話す時に用いられる高座の石という名前がついたそうです。
有名なエピソードは沢山あるので、もし気になる方は#高座石、#妙石坊・七面大明神で検索してみてください!
さてさて、祖師堂や諸堂をお参りさせていだき、また高座石も間近で見させてもらい、寺務所に帰ると挨拶に伺うと、そこには住職と奥様、若奥様が待ってくださってました。そこで、住職から何処からきたのか尋ねられ、兵庫県の明石ですと答えると、
『明石かぁ!そしたら君は僕の同級生のことしってるかもなぁ』と仰って、加えて
『名前は安達というんやがなぁ…』と!!
私が『あのー、私安達瑞功と申します』と答えると、
『そうかぁ、僕はお父さんと同級生なんだよ。身延では仲良かったんだよ』とおっしゃられたのです!
それを聴いて、感極まってしまった私は、涙が出そうになるほど嬉しくて、その後もこのご住職から、師父の身延でのエピソード話を沢山お聴きしてしまいました。どこの坊でどの同級生と下宿生活をしていたか、卒論にまつわる面白いこと、他の同級生の方のことなど。。それは私の知らない師父のことばかりで、今回身延に来たのは、師父からのお引き合わせがあったのではと思わずにはいられない心境になりました。。
ここのご住職は奥野上人という方で、とても初めてお会いしたとは思えないぐらい、私を受け入れてくださって、たくさんお話くださいました。
奥野上人、本当にありがとうございました🙏
これから総本山身延山へお参りの時は、必ず妙石坊へもお参りしますと約束して、お寺を後にしました。
また奥野上人との再会を楽しみにしたいと思います。
帰りの車の中で、師父が旅立って15年半も経っているのに、まだまだ親の七光で私はたくさんの方々とご縁があり、たくさん勉強させてもらっているなぁ。こんなに有り難いことはないなぁと、しみじみと感じるのでありました。
もしかしたら、師父が変化(へんげ)の人を遣わして(家内や奥野上人)、今回この身延へ導いてくれたのではないでしょうかね。。。