akashi-risshouji's diary

明石 ・立正寺 お寺のブログ

今日は土用の丑の日なので…

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毎年恒例の土用の丑焙烙(ほうろく)加持祈祷を行いました。

コロナ禍で密にならないように、また消毒・換気もしっかりした上で、行いました。。

今年はこんな世情なので、お参りはほとんどないと思っていたのですが、有り難いことに16名の参拝(申し込みは26軒)をいただきました。

それも、本当にバランスよくお参りの時間帯がずれてくれたので、密にならずにご祈祷を受けていただきました。(2〜5人ずつで五座行いました)

 

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午前9時半、ご祈祷の一座目が始まりました。

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その後も、十分に間隔をとってご祈祷を受けていただきました。

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この年に一度の焙烙加持祈祷は、総代世話人さんのお手伝いがないとできないご祈祷なんです。途中で焙烙(素焼きの陶器のお皿)に火の付いたモグサを乗せて、祈祷を受ける方の頭に乗せて祈祷するのが、このご祈祷の特別なところで、頭痛封じや暑気払いに用いられてきました。なので、今回も総代さん方には本当にお世話になりました。ありがとうございます🙏

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今回も、総代さん大活躍でした。

本当にいつも助けていただき、感謝でございます🙇‍♂️

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さて、またまた親バカコーナーのお時間です。

次女ともえ、焙烙加持祈祷デビューです。時々家内から頭に熱ーくなった焙烙を乗せられながら、ご祈祷を受けてくれました。

ご祈祷の切り火や木剣の音には、もう慣れっこなので心配していませんでしたが、モグサの灸の煙には泣くかもしれないと不安でしたが、難なくクリアーでした(^◇^;)

これからも、スクスクと育ちますように!

発送作業

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お盆の棚経(お経参り)と施餓鬼法要の案内の発送作業が佳境をむかえています。。

いつもなら、もう発送が終わっている頃ですが、これもコロナ禍の影響で発送を遅らせています。

ここ1週間で感染者が増えてきているので、棚経にお伺いしてよいのか?法要はいつもどおりでよいのか?かなり悩んでいました。

結局、いつもと同じ形で予定を組ませていただきました。(今後、急激に感染者が増えれば、変えますが…)

もうこれは、直前で状況が変われば、それに対応するしかないようなので、いつもどおりとしました。もちろん、お参りにはマスクを着用しますし、法要では消毒・換気の徹底はする予定です。。

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日にちごとに、お参りの時間を決めて、案内に1枚1枚記入していきます。アナログですが、これが私には一番間違えなくできる方法です(^◇^;)

 

発送は週明けに致します。もう暫し、お待ち下さいね🙇‍♂️

 

看護学生の方々へ

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本日は、午後から上ノ丸の本松寺さんで、看護学生の方へ仏教の観点から『死生観・祈り』の講義をさせていただきました。

今年から本松寺さんで、はくほう会医療専門学校の生徒さんへの看護講習が始まりました。その講習の1コマに我々僧侶とディスカッションする時間が設けられて、少しお話してまいりました。

内容をザックリと説明しますと、看護の仕事をされるにあたっての死生観(死と生に対する見方)の認識と、患者さんに寄り添うために祈りを大切にしてほしいとお話しました。

受講している学生さんは皆さん真面目で、真剣に話を聞いてくださって、たくさんの知識を吸収したいという気持ちが伝わってきました。

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講習の最後に、本堂に移動して学業成就の御祈祷を致しました。

ゆくゆくは、素晴らしい看護師になってほしい気持ちも込めての御祈祷でした。

 

講義を終えて、改めて分かりやすく教えるって難しいなぁと感じました。相手も真剣に受けていらっしゃるので、こちらもたくさん準備をしてお話しました。それでも、反省することは多々ありましたので、次に活かせらるように精進あるのみですね(^^)

逆に生徒さんから、たくさんの事を教えてもらい刺激をいただきました。有り難いことですよね❗️

 

本日の講義は、日頃には無い素晴らしい機会でした。誠に感謝です🙏

約8カ月経って。。。

本日、お昼過ぎから、境内の動物供養墓で納骨式を行いました。

なんと、供養墓ができて初の納骨式だったのです🙏

実に完成して約8カ月経って、初めてだったのです。。(別に、すぐに納骨して欲しかったわけではないのですが…)

以前から、仏壇でご先祖さまと一緒にペットの供養されているお檀家さんが何軒かいらっしゃったのですが、いざ納骨となると、別れづらい気持ちが皆さん出てしまわれて、半ば自重されておられたご様子。。加えて、今のコロナ禍でますます納骨が遠退いてしまった様に感じます。

今回納骨されたお檀家さんも、飼われていた猫ちゃんが旅立って11年経っていました。

ここで、つくづくタイミングって難しいなぁと思います。早すぎても遅すぎてもダメなんでしょうかね?

あとは、『もう納骨された方、いらっしゃいますか?』と聞かれる方もおられました。『誰も入ってないところにうちだけだと可愛そう』そんな答えが返ってくることもしばしば。。

本当に皆さんの思いはさまざまです。

でも、1人であれなんであれ、毎日そこに読経してお題目がたくさんあがります❗️お墓に眠る猫ちゃん・ワンちゃん達にも安心してもらえると思います。(何か、納骨の催促になってきましたでしょうか💦)

ともあれ、お寺にとって今日は記念すべき日となりました(^^)

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午前中の土砂降りから一転、午後からは陽が差すほどに。。納骨を歓迎してくれている様でした(^^)

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納骨された動物達の霊簿(過去帳)は開基堂の導師机の見台に置かせていただきます。朝のお勤めで、月に一度読み上げ回向させていただきます🙏

再始動

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4月に行う予定でした永代供養廟の工事第一段が、このほど再開しました。

当初の予定通り、御宝前の須弥壇下に設けることになっていますので、まずは、緑青の建て具を取り外すところから始まりました。遠方から建具屋さんにお越しいただき、丁寧に外していただきました。この建て具は中央部分を開け閉めできるようにしてもらいます。

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まずは、四隅の飾金具をはずしていただき、建て具を取り外します。
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丁寧にはこんでいただき、工房へ持っていかれました!
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建具を取り外すと白壁が。。これは元々あった壁です。平成20年に御宝前を改修するまでは、この状態でした。また、頃合いをみて、この壁を取り壊してもらい内部に永代供養段をこしらえてもらう予定です。(時期は、建具の進行具合で、決定します。)

 

以前から、お寺の永代供養の形を模索していましたが、やはり一番お経の上がる御宝前・須弥壇下にすることにしました。今年中には完成してくれたらと願っています。

 

また、本堂出入口の工事の日程も決まりました!先になりますが、10/5〜10/27に行います。

こちらも詳細が分かれば、またご案内致しますね🙏

妙見大菩薩・鑿入れ式

先日ご案内しましたとおり、昨日午前10時半から妙見大菩薩の鑿入れ式を行いました。

コロナ禍で梅雨も重なり、参拝してくれる方は果たしているのかと心配しておりましたが、有難い事に40人近くのご参拝をいただきました!

本当に有り難いことです、感謝御礼申し上げます🙏

 

さて、昨日の行事は二部構成でありました!

第一部は既存の妙見大菩薩の閉眼法要、第二部は鑿入れ式だったんです。

コロナ禍ですので、なるべく時短で終わることも必要でしたので、第一部は住職、仏師様と寺族等で行いました。(本当は一緒にしたかったのですが、泣く泣くそうさせていただきました🙇‍♂️)

 

さて、第一部です。

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既存の妙見大菩薩の閉眼法要です。今まで御守護いただいた感謝と、他の仏像等が新しくなったり修復される中で、肩身の狭い思いでらっしゃったお詫びの気持ちを込めて、お勤めさせていただきました。

この頃から空が晴れだして、何か妙見様も安心されたように感じました。。

 

 

そして、第二部です。

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檀信徒の方にも間隔を取っていただき、換気・消毒を徹底しての法要開始です。

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松本定祥仏師の鑿入れの作法です。切り火と榊で清めて鑿入れをされました。とても迫力があり、全身全霊を木に込めておられました。

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その後は住職、そして出仕くださった山中上人と続きまして、

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参拝の皆様にもれなく鑿入れをしていただきました!

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法要を終えて、松本仏師から『一人ひとりにノミ入れして頂いたことは、後々「あの仏様、俺も作ったんだぜ❗」みたいに思ってもらって、お寺に親しみを持ってもらえたら』とご挨拶いただきました。

本当に、皆さんと一緒に妙見様を新たに作っていく事を共有できたのではないでしょうか?

 

完成は2年後になりますが、出来上がりを楽しみにしましょうね🙏

 

(写真提供 平井昭二氏)

魔除け

10日ほどご無沙汰でした🙇‍♂️

さて、一昨日お寺にお参りに来られた方から、紫陽花の花を一つ分けてくれませんか?と言われたので、ハサミで切ってお分けしました。

すると、これをトイレに供えて病気封じにしたいと仰っていました。

ご存知の方も多いと思いますが、昔から紫陽花には霊力が宿ると言われ魔除けとして使われてきました。花を半紙や奉書紙でくるんで紅白の水引で結び、お札の代わりとして軒先などに逆さにして吊るしました。ところによっては、吊るす場所によってご利益が代わり、軒先や玄関に吊るすと魔除けや金運アップになるとも言われてきました。
また、トイレに吊るすと女性特有の病気を防いだり、老後に下の病気で悩むことがなくなるとも言われています。

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今年は涼しいおかげで、境内の紫陽花はまだまだ元気に咲いてくれてます。今週末までは頑張って咲いてくれそうなので、もし必要な方はお気軽にお声掛けください🙏