akashi-risshouji's diary

明石 ・立正寺 お寺のブログ

境内整備②

境内整備2日目、3日目の模様です。

初日の伐採から打って変わって、庭の造形と移植をしていただきました。

掘り起こした3つの石を使って、『三行石』という庭を作っていただけるとは予告されてたのですが。。

いざ、観てみると圧巻の出来栄えです!

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いやはや、これにはおったまげました‼️

作業されている時はお経参りに行っておりましたので、その様子は目にすることができなかったんです。。後でお話を聴くと、ユニックで石を動かして、あとは、職人方で話しながら、この形になったんやそうです!

本当に、ほぼほぼうちにあったものだけで、お庭をつくられた、まさに秀逸な『作品』ですね!

私も家内も、想像を遥かに超えるお庭に満足を通り越して、感激しております!!特に枠にとらわれない石の感じがたまらないですよ!!

高砂造園の浦川社長はじめ、職人の皆様、本当にありがとうございました🙏

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もう一つ。。枝垂れ桜のしたの石もお寺にあった石で作られたものです。こちらもシンプルですが、素晴らしい♫

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作業後、造っていただいたお庭の前で記念に1枚📸

私の中では、最強の庭師集団『高砂造園』!

頼もしい限りです(^^)

開基堂お別れ法要・遷座式

28日日曜日午後3時から、開基堂建て替えの為、取り壊しの前に現・開基堂のお別れ法要とご尊像の本堂遷座式を行いました。

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まずは、参拝の皆さんと記念写真の撮影です。

いつもでしたら法要後にするのですが、今回は遷座する前(ご尊像があるうち)に行いました。30人ほどのご参拝をいただきました(^^)

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そして、住職から式の流れを説明しまして、法要スタートです!

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この度は、日蓮宗兵庫県東部青年会のお上人方(7名)にご出仕いただきました。日曜日のお忙しい中でのご出仕、ありがとうございました。

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読経後、奉告文を読み上げ、これまでの感謝とお別れの奉告を致しました。

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そして、参拝の皆さんにもお焼香していただき、これまでの御礼をしていただきました。

住職が報恩回向をして、遷座式に移ります。

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開基堂にお祀りされている、お釈迦さまや日蓮聖人、御守護神である七面大明神のご尊像をお厨子からお下げして、用意した餅箱に乗せて本堂までお移りいただく遷座式。参拝の皆様にもリレーしてお運びいただきました!この儀式もなかなか巡り会うことができませんので、貴重な体験をしていただきました。

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本堂の御宝前にお移りいただき、新・開基堂が完成するまでの間、本堂でお祀りさせていただきます。

 

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その後、お曼荼羅のご本尊の抜魂を行い、法要を無事終えることができました。

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最後に、住職が謝辞を述べました。

まず、開口一番『法要が始まって、急に雨が降りだしましたよね。それが本当によかったんです!』と申し上げました。なぜそんなことを申したかと言いますと、日蓮聖人はかつて『雨が降るのは、龍の力があるから』と説かれていまして、これは開基堂にお祀りされている七面大明神様(龍神様)のおかげであると感じたからです。この遷座の大事な法要にお力をお貸しいただけた、それまで信じて開基堂でたくさんお経をお唱えしてきたから成し遂げられた喜び、それがお計らいとお導きだったと感じたからです。そのように参拝の皆様にご説明し、そして開基堂のお別れするにあたり、お堂の歴史や住職が出家してお衣を着せていただいた思い出などのお話を致しました。

また、新しく完成するまで、みなさんと心を一つ(異体同心)にして、進めてまいりましょう!と、申し上げて、法要を納めました。

 

本当に本当に素晴らしい法要ができました!

お参りいただきました皆様、誠にありがとうございました🙏

 

写真撮影・提供 平井昭二氏

境内整備①

開基堂建て替えに伴い、開基堂横の植木の伐採・移植の作業をしていただきました。

いつもの如く、うちの専属庭師、高砂造園さんにお願いしました!

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作業に入っていただく前に、伐採する木々へ抜魂のお経をあげさせていただきました。

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まずは、移植から。水仙、梅、山茶花などを境内の他の場所へ移植しました。

続いては、伐採です。移植しても育つ可能性が低い松、モチ、柘植、ヒバなど、非常に勿体無いのですが、高砂造園・浦川社長の経験から判断が下され、伐採していただきました。

さすがに、伐採の写真は撮ることができませんでしたが、、

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松とモチの木の幹は、乾かして何かお寺の為にできる可能性のあるので、いただくことにしました。(何年か乾かして油を取ってから、使い道を考えたいと思います)

 

みるみるうちに作業が進み、、

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↑朝、作業前

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↑夕方には、ほぼ移植と伐採が終わりました。

えらい変わりようです(^◇^;)

 

さてさて、植木と同じく、このようなものもありまして、、、

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大きな石です!ほぼほぼ埋まっていたので、こんなに大きいとは思いませんでした。。

で、この石たちを使って、ちょっとした庭を作っていただけることになりました!庭師である浦川社長が、大きな石が3つ有れば、庭を造る方法(流派みたいなものと仰ってましたが…)があるんやそうです。

これも、境内の他の場所に移して作ってくださることになりました!作業は明日になるそうで、どんな庭になるか楽しみです‼️

高砂造園さん、明日も宜しくお願いします🙏

山門解体完了

今日で、山門の解体が無事終わりました。

瓦の作業の後は、柱や梁の解体です。昨日、今日との2日間でしていただきました。

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↑昨日の模様です。梁の部分の解体です。こちらも瓦同様、開基堂が完成した後、山門を組み上げ直すので、丁寧に取り外しておられました!

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一部の梁を残して、昨日は終了です。

 

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本日は、残りの梁と柱の取り外しです。柱は外壁とくっついたので、壁を一部取り壊して取り外してもらいました。

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午後、お経参りから帰ると、すでに柱が取り外されていました。(作業の写真を撮る事ができず…)

ホントにスッキリした感じになってしまいました。来年の春先まで、お寺の門なしになりますので、しばしのお別れ。エアー鉋(かんな)をかけて、リニューアルされて帰ってくるのを楽しみに待つとしましょう(^^)

 

昨日・今日と寒波の中、中島工務店さんには、迅速な作業、誠にありがとうございました🙏

いよいよ、始動‼️

お寺の開基堂の建て替え改修事業が、始まりました!

その第一段、山門解体です。

これは、今後の開基堂解体等で大型トラックが境内に入りやすくする為の下準備というわけなんです。(山門の屋根が低いので…)

今日は、山門の瓦を取る作業をしていただきました。

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開基堂が完成した後、山門を元通りに戻すので、瓦も丁寧に取る作業となりました。

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ブルーシートで屋根を保護して、今日の作業は終了です。

明日は、本格的に山門の解体が始まります!

近隣の皆様には、ご迷惑をおかけしますが、宜しくお願い致します🙏

大寒・寒修行

本日は、暦の上で一番寒い日とされている大寒でした。

お寺では、毎年この日に寒修行を行なっております。

 

その1、『寒水行』

午前6時半過ぎからは寒水行を行いました!

今年は7人の勇気ある参加の皆さんと、寒水の水垢離をして身を清めました!

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皆さん、冷たい水を物ともせず、果敢に水行されておられました!

素晴らしいですね👍

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水行後は、清めた身体で御祈祷を受けていただき、無病息災を祈願させていただきました。

現・開基堂での最後の御祈祷になりましたね!それも、感慨深いものがありました。。

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最後は、家内お手製のぜんざいをお出しして、朝の部はお開きとなりました!

皆さん、達成感に満ちたイキイキとした姿でお帰りでしたね!

 

その2、唱題行

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午後6時からは、唱題行を行いました。ただひたすらお題目『南無妙法蓮華経』をお唱えする修行です。始める前に住職から、ただ無になって唱えるもよし、ご先祖様を供養するに唱えるもよし、家族やご縁ある人に感謝するに唱えるもよし。などと説明して、約30分の唱題が始まりました。団扇太鼓や大太鼓を打ち持ってお唱えするお題目。皆様、様々な思いでお唱えになられていたと思います。私はというと、ひたすらに感謝のお題目でした。ご縁あるお釈迦さま様をはじめ、ご先祖さま、両親、妻、子供、親族、恩師、友達、故郷などへの感謝の意をお題目で実践した次第です。

最後は、参加の皆さんと息を整えて、リラックスして会を納めました。

 

寒修行を終えて。。。参加の皆さんとともに、すこしは心身の垢を落とせたでしょうかね。。。水行も唱題行も、とても清々しい気持ちにさせてくれます。どうぞ、また来年もご参加くださいね!

ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました🙏

1.17慰霊&お焚き上げ

お正月以来、ご無沙汰でした。

なかなか更新できず、毎度申し訳ありません🙇

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さて、昨日は阪神淡路大震災の発生日。開基堂の朝のお勤めで、物故者の追善供養をさせていただきました。

あの震災から今年で29年が経ちました。お勤め中、お正月の能登大震災のこと、さらには29年前のここ明石でも凄まじい地震であったことが蘇ってきました。当時は今の本堂は無くて、開基堂が本堂でした。震災発生後、堂内はめちゃくちゃで、倒れた位牌やお預かりの遺骨が散乱していたのを覚えています。そして、元気だった師父と高1だった私とで一日中片付けをしていたことを思い出しながら、開基堂でのお勤めをさせていただきました。

 

今日の神戸新聞の一面に『被災地 心はともに』と題され、「30年近く経っても我々の教訓は古びておらず、過去に学ぶ重みは増している」と書かれていました。

能登半島の震災で、今自分に何ができるかずっと考えていた中で、とても重みのある記事でした。そして、このように記事は締めくくられていました。「何があったか。何ができなかったか。ともに語ろう。ともに知ろう。命を守るために。」

改めて、今できること。。それは震災物故の方へ、被災された方へ、祈ります。拝みます。それぐらいのことにかできないけれど🙏

 

 

さてさて、この日は天気も良く、風もほとんど吹いていなかったので、お焚き上げ法要をしました!諸事情で、震災慰霊法要に行けなかったので、たくさんのお焚き上げをしました!

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いつもお焚き上げをしたい日に天候が悪かったり仕事が入ったりで、お札や塔婆が溜まっておりました💦おかげさまで、2回もすることができたんです!(こんなのははじめてなんですよ‼️)

塔婆やお札を運んできて、お経をあげて抜魂の修法をして、いざ点火🔥

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↑一座目

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↑ニ座目

塔婆を井桁に組んでお焚き上げすると、ものの1時間ちょいでほぼほぼ灰になるんです!(以前はドラム缶に入れてやっていたので、4,5時間かかってました)でも、気にしなくてはならないのは、火の量、火柱の高さなんです。一応、井桁を八段ぐらいまでにすれば、最初の10分ぐらいで火柱も収まるので、ここはいままでの経験でうまくできています!

何はともあれ、無事に終えられてホッとしました。次回からは、あまり塔婆やお札を溜めすぎず、適度にできればと思います🙇