1月17日。。本日で阪神淡路大震災から27年が経ちました。
今朝のお勤めで、当時のことを思い出しながら読経しておりました🙏
当時は今の本堂がありませんでしたので、開基堂が本堂でした。強いゆれの影響で位牌や仏像が激しく倒れて、師父と片付けたり掃除に追われていました。
その中でも、大変だったのが、鐘楼の落ち掛けた鬼瓦をとる作業。。トラロープを命綱に急な傾斜の屋根に登って瓦を落とさないように回収しました。鬼瓦は屋根の端っこにあるので、足を滑らしたら落下は必至。。命綱があるものの、簡易的に繋いだものなので、本当に神経を使いました💦当時はスマートでフットワークも軽かった高校1年生。。今の体型ではほぼほぼ足を滑らせて怪我をしてたでしょう。。
そんな当時の事を思い出しながらの読経でしたが、あの震災の教訓もたくさんあったと思います。耐震対策や食べ物の備蓄など。想定されることを踏まえての準備は本当に大切な事だと学びました。
今もなお天災はたくさん発生してますし、またいつ起こるかもわからない状況です。起こってほしくはないけれど、まさかの為に!
そう感じる震災の日となりました。
当寺の鐘楼です。高さもそこそこあるので、登って作業する時はヒヤヒヤしました。師父は、『俺は無理やから、頼む』とだけ言って下から私に指示を出してくれたのでした。。今となれば、歳のせいか登れないというのが少し分かる気がします(^◇^;)