2日前は大東亜(太平洋)戦争の終戦日でしたので、ニュースなどでいろいろと報道がされておりました。
NHKの夜9時のニュース(ニュースウォッチ9)では、戦争の徴用に異を唱え、自坊の鐘楼の鐘を差し出すことに反対した尼僧さんの特集がありました。まさに命をかけて鐘を守り抜いたお話でした。
それを見て、うちのお寺でも似た事があった事を思い出しました。
この尼僧さんの行動とまではいかないのですが、開基堂の鐘を開基上人の奥さんが土の中に埋めて、軍隊からの徴用を免れたというのです。
こちらも、まさに命がけの行動だったはずです。もし、この事がバレたら大変な目にあっていたことは言うまでもありません。
『亡くなられた方の供養の鐘を、武器に変えてはいけない!』
そんな想いがあったのでは無いでしょうか。。
何気にある鐘ですが、まさに激動の時代を経て今もお寺にあるというのは、感慨深いものがあります。
そんな、先人の方々の想いを胸に、これからもこの鐘を大事に使わせていただけたらと思う次第です!
昭和11年に作られたと彫られています。
ところで、明日はうちのお寺のお盆の施餓鬼法要です。
準備も整いました。先ほどの想いも携えて、法要にのぞみたい所存です🙏