大変大きな台風がやってきましたが、皆様被害などありませんでしたでしょうか?
お寺の方は、何も被害無く安堵しております。
さて、2日ほど前、いつもお世話になっている仏壇仏具の浜屋さんから連絡がありました。
約10年前より預かっているものがあるのですが、どうしましょう?ということでした。
あまり見覚え聞き覚えがなかったので、では一旦お寺に持ってきてくださいとお願いしました。
すると、、、
こんなにたくさんの仏具が‼️
何かといいますと、
本堂の御宝前にお飾りする『瓔珞』(ようらく)でした。。
10年ほど前、御宝前を改装した時に、欄間を付けることで既存の瓔珞が要らなくなり、処分では無くお預かりしていただいていました。すっかり処分しているものと思い込んでおりました。。。
当時の担当者の小谷さんには、本当に感謝です。ありがとうございます🙏
さらには、先代住職がこの瓔珞を中で繋ぐ糸をワイヤーに変えていたので、この瓔珞たちの状態が非常に良いこともわかりました。
さて、瓔珞とはですが、
↑の写真のような仏具で、仏様の装身具や本堂の天井などから下がっている、きらびやかな装飾品をいいます。
また、悟りを開いた仏が住む清浄国土(浄土)では、樹の上に瓔珞が垂れていると言われます。そこで、本堂内の荘厳のため、仏具にも瓔珞が用いられるようです。。
少し説明が長くなりましたが、要は仏様の功徳のある有り難い仏具なのです。。
その瓔珞が良い状態で沢山ある。。さて、どうしよう?担当者の浜屋・山里さんと、あーでもないこーでもないと約1時間本堂内のどこにお飾りしようか話し合いがもたれました。。
あの結界の境がいいのでは?いやいや、釣り灯篭の間がいいでしょう。。など。。
結局、その時点では結論が出ず、屋根裏倉庫に一旦撤収することになりました(^◇^;)
彼岸明けぐらいからまた考えて、本堂内にするか開基堂内にするか、はたまた開基堂の建て替えまで待って、その時にお飾りするか。。
選択肢は沢山あるので、少し考えてみたいと思います。。この瓔珞も、かつて本堂にお飾りされていた大事な仏具。何とか妙案を考えて、素晴らしいお飾りができたらと思います🙏